ニーバーの祈り

イコライザー2のワンシーン。ロバートが運転するタクシーに男性客が乗っている。彼は明らかにアルコール依存症である。どうしても酒が我慢できず、タクシーでバーに向かっているようだ。バーに近づくと、彼は突然「神よ、私に○○する力をお与えください」みたいなことを祈り始める。そして、しばらく祈っているうちに、渇望に打ち勝ったのか、「元の場所へ帰ってくれ」とロバートに頼む。

先日、「ストア派哲学入門」を読み始めたら、いきなりこの祈りに出くわした。

「神よ、変えることのできないものについては、穏やかに受け入れられますように。変えることのできるものについては、変える勇気をもてます ように。そしてどうか、この二つを見分ける知恵をお与えください」

という祈りで、「ニーバーの祈り」というそうだ。

英語版を確認すると、該当部分は

“God, grant me the serenity to accept the things I cannot change, the courage to change the things I can, and the wisdom to know the difference.”

となっていた。ニーバーの祈りは、英語では Serenity Prayer と言うらしい。

実際DVDで確かめたところ、ちょうど17分のところからこのシーンが始まっていて、客は本かノートのような物を見ながら、上記と全く英語を話していた。

 

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